
ひとくちに「クラブ」と言っても、そのクラブによってコンセプトや客層は実に様々です。
クラブのジャンル分けとは?
1、大箱/中箱/小箱
・大箱
フロアが複数あるような大きなクラブ。おおよその目安ですが、キャパシティが1,000人以上くらいの箱のことを指します。海外アーティスト来日イベントや、フロア毎に異なるジャンルが流れるイベントなど、多くの人が集まるイベントを楽しめます。
・中箱
大箱と小箱の間くらいの広さがあるクラブ。目安としては、キャパシティ200〜800人程かなと思います。もともとクラブが好きな方はもちろん、初めてクラブに行ってみようかな、という方も行きやすいかもしれません。イベントやクラブ自体のコンセプトを存分に楽しめると思います。
・小箱
ワンフロアで、キャパシティが〜100人くらいのクラブ。小箱ならではのお洒落さや、アットホーム感が楽しめると思います。音楽を聴きながら、まわりの人とも話しやすい雰囲気があるかなと思います。
2、メジャー箱/コア箱
・メジャー箱
幅広い音楽ジャンルを、誰でも楽しめるクラブ。流れる音楽はオールミックスが多いです。お客さんの層も様々で、若い方から大人まで、音楽大好きな人から、そこまで詳しくないなーという方まで全員がそれぞれの楽しみ方で過ごせる空間だと思います。
・コア箱
あるジャンルに特化しているなど、より音楽を深堀りして楽しめるクラブ。イベントによっては、特定ジャンルだけのパーティーもあります。お客さんの中には、ダンサーさんなんだろうな、というくらいプロレベルで踊られている方もちらほら。とことん好きな音楽に没頭できる楽しさがあります。
3、ラグジュアリー/カジュアル
・ラグジュアリー系
ドレスコードがあり、入場時にファッションチェックがあるクラブ。
・カジュアル系
ドレスコードなし、普段着で入場OKなクラブ。
ただしドレスコードがあるクラブも、そこまで敷居は高くないことがほとんどです。スウェットやサンダルNG、くらいの指定が多いイメージです。
ちなみに、上記1、2、3に関して、どれが良いとか悪いとかの話ではありません。このような特徴がクラブごとにあって、どれを選んでもそれぞれの楽しさがあります。なんにせよ、自分が楽しいと思う箱に行くのが正解です!
クラブって怖いところ?
よく聞くやつですね。「クラブってなんか怖そう」答えは、いいえ!ライブやフェスと一緒です。好きな音楽とお酒があって、踊ってみてもいいし、後ろで座って見てもいい、自由なあの感じです。
「クラブにいる人のノリが苦手で…」という声もたまに聞きますが、クラブに限らず、世の中はそんな感じなのではないでしょうか。勤め先にもいませんか?ノリが合わない人の一人や二人。クラブに行く人も、十人十色。
みんなだいたい音楽かお酒か人間のどれかが好きで来ています。この3つのどれか1つでも好きだったら、きっと誰でも楽しめますよ!
クラブの楽しみ方
1、お客さんとしての楽しみ方
これは説明不要だと思いますが、まずは気になるイベントに行ってとにかく自分が楽しいと思う過ごし方をしてみて下さい。イベントによっては1,000円程度で入れるところもありますし、女性はFREEで入れることもあります。
オールナイトだけでなく、デイイベントと言って、日中に開催されるイベントもあります。お客さんとしての気持ちや楽しみ方を知っていることは、DJとして現場に出た時にも役立ちますよ!
2、DJとしての楽しみ方
お客さんとして入った時とはまた違う楽しみ方が出てきます。もちろんDJの経験や技術は必要ですが、自分のかけた音楽で多くの人が楽しんでくれます。
フロアの雰囲気を考えて、曲をつないで、誰かが喜んでくれるのは本当にDJ冥利に尽きると思います。まったりしたい人には、穏やかな音楽を。はじけたい人には、華やかな音楽を。DJとしてそういう空間を作れるのは、本当に素敵なことです。
他のDJさんのプレイを見て勉強して、次はこんな現場出てみたいな、こんなDJになりたいな、などいくつも夢が出てきますし、自分次第でいくつも叶います。夢叶うってめちゃくちゃ楽しいですからね。
次回から、実際にあるクラブを1つずつ紹介していきます。DJになって出演してみたいクラブがたくさん見つかりますように♪