毎日どこかで新しいアーティストと新しい楽曲が生まれ、手軽に音楽を楽しめるようになった反面、
使い捨てのように消費される時代になったとも言える現在・・・
アーティストや楽曲にあるエピソードにも”触れて欲しい”と願いを込めて執筆するこのシリーズ。
前回、キャリア初期〜2ndアルバムまでをご紹介したMac Miller(マック・ミラー)。今回はその続きとして3rdアルバムからご紹介していきたいと思います!
3rdアルバム〜
3rdアルバムからご紹介と言いましたが、時系列的に忘れてはいけない曲が恋人でもあったアリアナ・グランデの「The Way」
この曲を機にポップスなどを聴いている層への認知度も爆上がりしました!今聴いても名曲です!
待望の3rdアルバムは2015年9月にリリースした『GO:OD AM』収録曲がミュージカル調のMVが特徴の「100 Grandkids」
シンガーのMiguel(ミゲル)を迎えた「Weekend」
1年後の2016年9月に4枚目のアルバム『The Divine Feminine』をリリース!収録曲は浮遊感漂う「Dang!」
90年代から活動するCeeLo Green(シーロー・グリーン)との「We」
彼を代表する楽曲でもあり恋人でもあったアリアナ・グランデとのジャジーな「My Favorite Part」
2018年に5枚目のアルバム『Swimming』をリリース!収録曲は生音感が強い1stシングル「Small Worlds」
棺に閉じ込められているところから始まるMVが特徴的な「Self Care」
3rdシングルとしてリリースもされた「What’s The Use?」
そして、このアルバムをリリースしてから約1ヶ月後の2018年9月7日にオーバードーズによりこの世を去ってしまいます。このアルバムは第61回グラミー賞の最優秀ラップ・アルバム賞にノミネートされることに。
2020年には彼の死後、2020年1月6枚目のアルバム『Circles』がリリース。
前作でもプロデュースをしていたJon Brion(ジョンブライオン)が作品の完成に尽力したそうです。
収録曲はタイトルだけ見ればハッピーな曲だと思ってしまいそうな「Good News」こちらの歌詞は彼の苦悩が伝わってくる内容になっています。
「Blue World」はThe Four Freshmen(ザ・フォー・フレッシュメン)が50年代にリリースした「It’s A Blue World」をサンプリングしていますね。
これからの時代の変化をどのように解釈して曲を作るのか、まだ見ぬアーティストとのコラボではどんな名曲を生むのかもっともっと聴いていたかった。
オリジナリティ溢れる楽曲を数多くリリースしていた彼が亡くなってしまったことは本当に悔やまれます。
他にもアルバムリリースと並行してミックステープの発表も継続していたので、紹介できていない曲がたくさんあります。そちらも是非、聴いて欲しいです!