毎日どこかで新しいアーティストと新しい楽曲が生まれ、手軽に音楽を楽しめるようになった反面、
使い捨てのように消費される時代になったとも言える現在・・・
アーティストや楽曲にあるエピソードにも”触れて欲しい”と願いを込めて執筆するこのシリーズ。
今回もフィメールラッパーを代表する一人。Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)をご紹介!
今日の女性ラップアーティストの活躍は彼女が道を切り開いたと言っても過言ではありませんね!!
メジャーデビュー前
彼女のデビューアルバムがリリースされた当時の衝撃は物凄いモノがありましたね。
もちろん彼女以前にも女性ラッパーとして活躍していたアーティストはいたのですが、ブランク期間といいますか、圧倒的人気を持った人物がいない空白の期間が存在していたのも事実。
そこに突如として現れたのがニッキー・ミナージュだった訳なのですが、そんな彼女はどのようにして今に至ったのか楽曲と共に振り返ってみたいと思います。
まずはデビュー前、3つのミックステープをリリースしています。
その作品が目に留まりLil Wayne(リル・ウェイン)が創設したヤング・マネー・エンターテインメントに所属することに。
ミックステープに収録されてたのがこれらの楽曲「Warning」
「Dead Wrong」
「JUMPOFF」
デビュー当時のようにメチャクチャ派手な衣装でキャラクターを演じている訳ではないですが、一度聴いたら彼女のモノだとわかる独特のフロウは健在ですね!これは注目されるのもわかる気がします。
デビューアルバム「ピンク・フライデー」〜現在
レーベルとの契約から1年後の2010年に1stアルバム「ピンク・フライデー」をリリース。
ジャケットは本人が写っているのですがピンクの髪が人形みたいで、脚も物凄く長く加工?されていて印象に残っている方も多いはず。
代表的な収録曲は「Super Bass」
will.i.am(ウィル・アイ・アム)との「Check It Out」
ミックステープ時代とは一転してキャッチーさを押し出していますが、ヒットしたのも肯けますね。
これを機にフィメールラッパーのクイーンとして君臨!他のアーティストからのコラボでも引っ張りだこに!
そして2ndアルバム「ロマン・リローデッド」で更に勢いを増していきます!
当時、クラブで必ずかかっていた「Starships」
EDMに振り切って寄せている「Pound The Alarm」
ラップはもちろん上手いのですが、歌も上手いのはズルいですよね!
デビューの初期からクラブミュージックを意識したトラックで数多くラップしていて、時代に合っていたのも人気となった理由の一つではないでしょうか?
3rdアルバム「Pinkprint」ではクラブミュージックに更に寄せるのではなく、新たな一面を見せています!
浮遊感漂う「All Things Go」
「Anaconda」
そして4thアルバム「Queen」でも注目の楽曲がたくさん!
独特なリズムで頭から離れない「Chun-Li」
公私共に仲が良いAriana Grande(アリアナ・グランデ)との「Bed」
最近ではヒップホップの人気が盛り上がってきていることから女性ラッパーが注目されることも多くなりましたね!
そういった状況は約10年の間ラップ界のクイーンとして道を切り開いてきた彼女の功績も大きく影響しているのではないでしょうか!
ラップも歌もできる彼女がリリースする楽曲は今後も楽しみですね!!