【アーティスト紹介】ホームレスからの男性版シンデレラストーリー!エド・シーラン

毎日どこかで、新しいアーティストが、新しい楽曲が生まれ手軽に音楽を楽しめるようになった反面使い捨てのように消費されすれ違うこともなく過ぎることが多くなった現在。

DJをする際、アーティストや曲のことを知っていて流すのと知らないで流すのに違いは無いのかもしれないけれど違いがあって欲しいと願いを込めて執筆するこのシリーズ

今回は大人気男性シンガーのエド・シーランをご紹介!!彼はブレイク前、ホームレスだったことでも有名ですよね!

芸術一家に生まれる

まずは彼のプロフィールからですかね!
1991年2月17日にイングランドにて生まれます。彼の家は芸術一家としても知られており、美術講師の父・ジュエリーデザイナーの母・作曲家の兄と皆、クリエイティブな仕事をしておりエド・シーランが今の道に進んだのも納得ですね!

ですが、ご存知の通りブレイク前はとても大変な時期を過ごしております。
家族の影響もあって早くからギターやピアノなどを習得していた彼は本格的に音楽の勉強をする為、16歳でロンドンに引越しをします。そのレッスンが終わったのは良いのですが、家賃を払うお金が無く外での寝泊りを余儀なくされます、、、

ちょっと待って

いくら故郷を離れているとはいえこの時まだ10代後半とかですよ?それなのに両親に頼らない姿勢には覚悟を感じますね!

そんな彼が何で収入を得ていたかというと、やはり音楽!!
路上でのパフォーマンスを中心に活動していきます。売れていなくても才能は変わらず、着実にファンを獲得していきます。

帰る家はないのでバッキンガム宮殿の近くで寝たり、、、
朝地下鉄の始発を待って電車の中で寝てからセッションに向かったり、、、
時には路上ライブでファンになてくれた方のお宅にやっかいになったりとギター一本だけを携える生活をしていました。

音楽を聴いてくれただけの人が泊めてくれるなんて凄いですよね!普通そんなことできないのでよっぽどライブが良かったのだと想像できます!

そして、ある時一大決心をすることに
活動場所を大きく変え、ロサンゼルスへ!!この決断が後にブレイクの布石になります。

LAでの活動

LAに来たからといってやることは決まっています。そう。音楽・音楽・音楽!!
場所を変えても彼の才能は嘘をつけません。LAでも路上ライブは好評を得ます!ただ無名なだけ、、、

そんな状況を一変させたのが俳優でもありミュージシャンでもあるジェイミー・フォックス。
パフォーマンスの評判を聞きラジオ番組に出演させてもらえることに!!

さらにはジェイミーから万全のサポート体制を受けてメジャーレーベルと契約しこちらの曲をリリース!

いきなり全英チャートで3位にランクイン!!
エド・シーランという才能がやっと世界に知られた瞬間でもあります。日本語訳が付いているMVがありました。
キレイなメロディーですが女性ホームレス目線で歌われていてホームレスを経験した彼だからこそリアルに聴こえますね。

この楽曲を収録したアルバム「+(プラス)」は全英で1位を記録。
その中から「You Need Me, I Don’t Need You」もご紹介!!

ラップを取り入れた楽曲で表現の引き出しに驚かされますね!

一度、世に出てしまえばあとは売れるスキルは持っています。2枚目のアルバム「x(マルティプライ)」はとうとう全米・全英で1位を獲得!!
このアルバムの凄いところは120曲作った候補の中から厳選し500回聴いても飽きない曲という厳しい基準を自身に課して制作が行われました。

ファレル・ウィリアムスをプロデューサーに迎えた「Sing」


私の大好きなビースティ・ボーイズレッド・ホット・チリ・ペッパーズをはじめ数々のアーティスト・作品を世に送り出してきたゴッド級のプロデューサーであるリック・ルービンらが関わった「Don’t」


そしてエド自身がこのアルバムで一番気に入っているという「Thinking Out Loud」


3枚目のアルバム「÷(ディバイド)」では彼の代名詞といっても過言ではないこの曲が収録されていますね!!


このアルバムでは世界各国で1位を記録しています!!

他にもいくつか逸話がありまして、たくさんの曲を作ってみては納得できずに蔵入りにさせている彼ならではなのですが、ジャスティン・ビーバーの「 Love Yourself」は出来に納得できずアルバム収録から漏れてしまった所謂ボツ曲だったり笑

こちらもジャスティンが関わっているのですが、もフューチャーされたMajor Lazer の「Cold Water 」は自分が書いた曲だということを忘れていてリリースされてから思い出したそうですよ!笑

ボツ曲でさえも1位を取ってしまうなんて凄いですよね!
もちろんその曲に関わっているアーティストも錚々たるメンツなのでエドだけの功績ではないとは思うのですが、それでも驚きです!!

さて、次の作品ではどんな名曲をコラボではどんな化学反応を見せてくれるのか楽しみにこの曲でを別れとしましょう!!