毎日どこかで新しいアーティストが、新しい楽曲が生まれ手軽に音楽を楽しめるようになった反面、使い捨てのように消費される時代になった現在。
アーティストや楽曲にあるエピソードを”理解してほしい”と願いを込めて執筆するこのシリーズ。
今回は皆んな大好きZEDD(ゼッド)!説明不要の超人気プロデューサー・DJです!
EDMがEDMと呼ばれる前から日本でも知名度がありその人気が衰えることもない彼をご紹介!!
ZEDDになる前〜ロックバンド時代
本名はアントン・ザスラフスキー ロシア生まれのドイツ育ちです。
驚きなのは4歳からピアノを始め、初レコーディングは6歳だそうですよ!12歳からはドラムも始めています。初レコーディング早っ!!
そんな幼少期から音楽に触れていた彼は初めからクラブミュージックに興味を持っていたわけではなく、ロックバンド「Dioramic」を組んで活動をしていました。
その時の曲がこちら↓
めっちゃめちゃハード!!デスボイスも入ってるし今のZEDDからは想像もつかない音楽ですね!
かなり前ですがZEDDのyoutubeチャンネルにアップしていた自身のヒット曲「Find You」のドラムカバーを演奏している動画があるのですが、バンド出身でドラムもやっていたからあんなに上手かったのだと納得しました。
そんながっつりロックっ子だった彼がエレクトロミュージックに興味を持ったきっかけがフランスのJustice(ジャスティス)のアルバム「†(クロス)」を聴いて感銘を受けたからだそうで、本格的に制作を開始します。
ちなみにアルバム「†(クロス)」にはこんな感じの曲が収録されています↓
ZEDD始動!!
その後、私たちがよく知るZEDD(ゼッド)と名乗り精力的に行い、初めてのオリジナル楽曲「Anthem」はエレクトロハウスのランキングで20位に!
Beatportのリミックスコンテストでは優勝と才能をフルに発揮!!
ZEDD初のオリジナル楽曲「Anthem」
この曲はひと昔前のエレクトロハウスを思い出させてくれますね!懐かしい感じです!
ちなみにステージネームZEDDですが、学生時代に同じアントンという名前の生徒がいて先生が区別する為にザスラフスキーの頭文字から「Zed」と呼ばれていた事に由来します。
そして2012年には「Spectrum」・デビューアルバ「Clarity」をリリース!
名曲中の名曲ですね!この曲も毎晩のように流れていました!!
オリジナル楽曲以外にもプロデュース業でも才能を活かしていて、ジャスティン・ビーバーの「Beauty And a Beat」や日本の歌姫・安室奈美恵の「Heaven」、レディー・ガガのアルバム収録曲、アリアナ・グランデの「Break Free」など有名アーティスからも引っ張りだこ!
しかもその殆どがヒット曲としてクラブでもよく流れていました。
天才かよ、、、
あと記憶に新しいアレッシア・カーラをボーカルに迎えた「Stay」ですね!
EDMもとい4つ打ちのパーティーチューンが飽和してそろそろ新しい音楽をリスナーが求めていた頃にリリースされたこの曲は忘れられません。
もちろんあの頃もBPM100前後やそれよりも遅い曲でいい曲はたくさんあるのですが、あの世界的に認知度の高いZEDDがやってくれた事に意味があり、その後のトレンドに影響が無かったとは思えません。
そんなどんなジャンルの曲も作れてしまう才能にボーカルの良さを最大限引き出せるプロデュース能力を合わせ持ったZEDDが今後どのような音楽を発信していくのかとても楽しみですね!!
それでは今回はここでお別れとしましょう!!