KSHMR(カシミア)の曲を聴いて、EDMなのにインド系の旋律や映画音楽のような雰囲気があると感じたことはありませんか。KSHMRは何者なのか、何ジャンルなのか、DJ初心者はどの曲から聴けばよいのかが気になる人もいると思います。
KSHMRは、The Cataracsでのヒップホップとポップ制作を経て、インド系ルーツを背景にした旋律・音色と、ダンスミュージックの展開を組み合わせてきたアーティストです。1つのジャンル名で決めつけず、BPM・Drums・Dropで作品ごとに聴くと選曲しやすくなります。
KSHMR(カシミア)とは?
KSHMRは、Niles Hollowell-Dharが使うアーティスト名です。KSHMR公式プロフィールでは、The Cataracsとして「Like A G6」などのヒップホップとポップ作品を手がけた後、ダンスミュージックのアーティストとして活動してきたことが紹介されています。
日本語では「カシミア」「カシミヤ」などの表記が検索されますが、この記事では公式表記に合わせてKSHMRと書きます。人物の背景を知ることは大切です。
ただし、「インド出身のアーティスト」と単純化するのは避けます。公式プロフィールが示す文化的ルーツと、実際の作品で聴こえる要素を分けて考えるのが安全です。
また、KSHMRは自身のレーベルDharma Worldwideや音楽制作の教育活動にも関わっています。アーティストとしての作品だけでなく、音作りを学ぶ対象としても知られている点が特徴です。
KSHMRのサウンドをどう説明すればいい?
旧記事のタイトルにある「アラビアンサウンド」という表現は、KSHMRの作品の幅や文化的背景を一括りにするため、現行記事では使いません。
KSHMRの曲を聴くときは、次の3つをまとめて確認します。
- 旋律:インド系ルーツを感じさせる音階、フレーズ、楽器の音色があるか
- Drums:4つ打ち、ブレイクビーツ、ベースミュージック寄りなど、リズムの土台は何か
- 展開:映画音楽のように物語が広がるのか、フェス向けにDropで一気に開くのか
これは「すべての曲がインド音楽」という意味ではありません。たとえば、KSHMR公式の2026年作品一覧には、落ち着いたテンポの作品と、メインステージ向けの作品が同じアーティスト名義で並んでいます。ジャンル名から決めるより、曲ごとに聴くほうがDJの実用に近いです。
まず聴きたいKSHMRの代表曲
物語性のある代表曲
Secrets、JAMMU、Bazaar、Dharmaは、私の聴き方では、KSHMRのメロディーや音色、フェス向けの展開を知る入口になります。公式サイトの作品一覧でも、JAMMU、Bazaar、Dharmaなどを確認できます。
The Cataracs時代も入口になる
KSHMR名義だけを聴くと、The Cataracs時代とのつながりを見落とします。The CataracsとしてFar East Movementの「Like A G6」などの制作に関わった経験は、ポップなフックやリズムの作り方を考える手掛かりになります。KSHMR公式のプロフィールでも、このキャリアの流れが説明されています。
2026年の作品から聴く
2026年9月6日時点で、KSHMR公式Musicページには、Mirage、Oasis、Khoye Yahaan Reimaginedが掲載されています。Bass Down LowやUltra Loveも確認できます。
過去の代表曲だけでなく、現在のKSHMRがどの方向へ広がっているかを知るには、ここから2〜3曲を聴き比べるのがおすすめです。
2026年のKSHMRをBPM・Drums・Dropで聴く
作品によってテンポもジャンル表記も変わるため、ここではBeatportのトラック表示を目安にします。購入版、Extended Mix、配信版では数値や構成が異なる場合があるので、rekordboxへ入れた音源を必ず確認してください。
| 作品 | Beatportの表示例 | 聴きどころ | DJでの仮の役割 |
|---|---|---|---|
| Oasis | 100 BPM・Downtempo | 低めのテンポ、空間のある音色 | 序盤、ラウンジ、ゆっくり展開するセット |
| Mirage | 106 BPM・Downtempo | 旋律と音色の重なり | 山場前の空気づくり、ジャンルをまたぐつなぎ |
| Khoye Yahaan Reimagined | 126 BPM・Melodic House & Techno | ボーカルとメロディー、一定の4つ打ち | 中盤からフロアキープ |
| Bass Down Low | 132 BPM・Bass House | 低音とDropのインパクト | ピークタイムへ上げる候補 |
| Bass Down Low [Trap Version] | 150 BPM・Trap / Future Bass | リズムの跳ね方と低音の密度 | セットの流れを大きく変える場面 |
上の表は、曲を使う場所を断定するものではありません。同じ曲でも、前後の選曲、会場の音量、Extendedかどうかで印象は変わります。私なら、まずOasisやMirageで音色と旋律の余白を確認し、その後に126〜132 BPM付近の曲へつなぐ練習をします。
DJ初心者がKSHMRの曲を選ぶとき
- まず、ボーカルやメロディーが覚えやすい曲を1曲決める。
- BPMだけでなく、Drumsが4つ打ちか、ブレイクでリズムが変わるかを確認する。
- Dropの前に何小節のビルドアップがあるか、耳で数える。
- 同じテンポ帯の曲を2〜3曲集め、序盤・中盤・ピークなど役割を分ける。
- 低音が強い曲同士を重ねるときは、EQで低域を整理する。
KSHMRのように作品の幅が広いアーティストは、プレイリストを「KSHMR」という1つの箱にするだけでは現場で迷いやすくなります。私なら「KSHMR|100〜110 BPM」「KSHMR|126〜132 BPM」「KSHMR|Drop強め」のように、自分が思い出しやすい基準を追加します。
曲の整理方法は人によって違います。アーティスト別、ジャンル別、BPM帯別、ジャケット写真別、現場での役割別など、自分の記憶に合う方法を選んでください。詳しくはDJプレイリストの作り方、つなぎやすい曲の条件はDJ初心者がミックスしやすい曲の選び方を参考にしてください。
参考情報
まとめ
KSHMRは、The Cataracs時代のポップとヒップホップ制作を土台に、文化的ルーツを感じさせる旋律や音色とダンスミュージックの展開を組み合わせてきたアーティストです。「アラビアン」と一括りにするのではなく、BPM・Drums・Dropを曲ごとに確認すると、作品の違いと使いどころが見えてきます。
まずは公式Musicページから好きな曲を2曲選び、テンポとDropの位置をメモしてみてください。曲ごとに聴こえ方が違うので、2曲を並べて聴いてみると面白いですよ!
KSHMRの曲は不思議と惹きつけられてしまうものが多いです。DJをこれから始めたい方も、好きな曲から少しずつ練習していきましょう!!
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