【DJ 豆知識・小ネタ】掛け算と割り算さえ出来ればOK!【BPMの合わせ方】

ⅢFaiths DJ School 講師のゆーせいです。

皆さんはBPMの合わせ方、しっかりと出来ていますか?

『ただ見て合わせれば良いんじゃ無いの?』
と思っているそこのあなた。

実は理論的に理解出来ていない可能性が高いです⁉️

今回はそのBPMの合わせ方について、しっかりと解説していきます☝️

まずBPMとは

『BPM』

音楽においてBPMはBeats Per Minuteを意味します。
直訳では「分毎の拍」となりますが、1分間の拍数を表します
分かりやすい音楽用語で言うと「テンポ」のことです

現代のクラブ、その他の現場に設置してあるCDJ・機材について

今のクラブに大体常駐でセッティングしてある機材は、

  • CDJ2000
  • CDJ2000NXS
  • CDJ2000NXS2

この3種類が非常に多いです。

良い機材になるとBPMの表記が小数点第1位まで出てくるので、目で見て合わせるということが出来るのですが、
現代ではクラブ以外の活動場所も沢山あります。(DJバー、居酒屋、レストランなど)
その全ての現場に上記のような高スペック機材が置いてあるとは限りません

例として、

  • CDJ900
  • CDJ850

上記のような少し古い機材が現場に置いてあることも多々あります。
これらの機材はBPMの表示が一の位までしか表示されないため、細かいところまでを目で合わせるということが出来ません。

その為にもしっかりとBPMの合わせ方を覚えておく必要があります。

BPMを合わせる時に使用する部分について

BPMを合わせる上で使用していくのがテンポスライダーという部分です。(ピッチコントローラーとも言ったりします)
機材右下にある部分のことですね。(一番右の赤丸部分です)

その部分を動かすと、

赤丸した部分、BPM表記の左隣ですね。
そこの『%』の数値が変動します
この『%』の数値をいくつ動かすのかが今回のポイントです

BPMの合わせ方、計算方法について

使用していく計算式はこちら、

(100÷調整したいBPM×調整したい数=調整に必要な値(%)

算数が苦手な方だと頭を抱えそうですね。。。
大丈夫です。例題を交えて分かりやすく解説していきます。

🔴例題1
BPM125の楽曲を128に合わせたい場合

例題の内容を当てはめると

(100÷125)×3=2.4%

こんな感じ。
なのでBPM125のものを128にするためにはプラスに2.4%テンポスライダーを動かしてあげればOKということです。

計算の解説をしていくと、

『100÷125』、これは125を100%とした時にBPM分の%値がいくつになるのかを求める計算で、答えは0.8という値になります。
つまりBPM125のものをBPM分調整するためには0.8%必要ということです。
そして今回は125から128にしたいのでその差分は3BPMとなり、0.×3で2.4%という答えになったわけです。

BPM125は1BPMあたり0.8ジャストなので、そのまま掛け算をするだけで非常に簡単です。
8の倍数で覚えておくと良いでしょう。

その他の例題だと、

🔴BPM128を130に合わせたい場合

(100÷128)×2=約1.56%

こんな感じ。
他のBPMだと小数点以下の数字が細かくなるので、その場合は小数点第二位まで四捨五入をしてあげましょう。

最後に

BPMが近いものであればこのように計算で求めることが出来るので、是非みなさんも覚えてトライしてみてください。
今回の内容についてYoutubeでも紹介しているので、是非合わせてご覧ください♫