人がその時に聞く音楽を意思決定するには、どうやら傾向があるらしいと言う研究を行ったデータがありました。みんな大好き、僕も大好きSpotify(スポティファイ )を使った研究です。Spotify(スポティファイ )で2016年に再生された7億6500万回のストリーミングデータを元に、51ケ国から100万人のユーザーが聞いたストリーミングデータを使ってコーネル大学が分析した研究結果です。
どうやら、時間帯と季節と性別と年齢と地理によって、聞く音楽を選ぶ意思決定に影響が出るらしいという結果になっておりました。確かにDJやっていると「うん、うん、そうかもしれない。」っと、肯ける研究結果かもしれません。
また、ベストセラー作家でありイスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリの書籍「21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考」に今後の人類と音楽についての考察も書かれておりました。
今後の音楽+テクノロジーについての仮説が書かれており、非常に合理的で理にかなっている仮説だな感じ、Spotify(スポティファイ )って今後こんな事業に変貌して僕達を喜ばしてくれるのかも?と言うイメージが沸いたので
これもまた書いておきたいと思います。
音楽とは人間の感情を表現しているテクノロジーであり、聴く人の感情を変えたりメンタルを変えるプロダクトである。
音楽は数学的なのでビックデータやAIと親和性が高い。
今後、何らかのウェアラブルデバイスでコンシューマーのバイオリズムを計測しメンタル+フィジカルのデータを用意する。Spotify(スポティファイ )のように音楽に関するビックデータを用意する。
その2つのデータを元にAIがその人の感情と日頃から聞いている音楽の傾向などのロジックを計測して楽曲選択をすることが可能になるかもしれないと言う仮説だった。
簡単に言うと、その人が何かのトラブルで落ち込んでいる時にこのサービスを使うとAIが今のメンタルを改善してくれる楽曲を的確に選曲をするサービスらしい。それも一曲だけではなくDJのように一貫した目的を持ち寒暖をつけて感情を変えていけるサービスになるんだとか
このサービスは実現性があり、音楽のストリーミングがこのようなサービスになって行くかもと言う未来への不確実性に対してのイメージと音楽を選択すると言う作業を的確にAIが行う時代になるのかも?思うとコンシューマー側に起こる無駄な時間が無くなるなあと思い
人類ってすごい事考えて前に進んでるんだなと改めて感心しちゃいました。
Spotify(スポティファイ )は現状の選曲レコメンドをAIで行っているので、将来こう言うサービスにアップグレードされていったら大変楽しみかもと思いました。
なにやら、このサービスはひどい失恋をしてもAIが抜群の選曲で的確に癒してくれるサービスになるとかで、、、、、、😊また、この研究データや考察は、今後の音楽のマーケティングなんかで使えるかもなと感じる事のできるデータかもと思い書いております🙇♂️
コーネル大学の研究でわかった聞く音楽の傾向
人種による聞く音楽の違いの傾向
- 西洋人はより興奮する音楽を好む傾向がある。
- アジア人はよりリラックスした音楽を好む傾向がある。
女性の地域による違いの傾向
- 南半球の女性は男性よりも高強度(激しいジャンル)の音楽を聴く傾向がある。
- 北半球の女性は低強度(激しくないジャンル)の音楽を聴く傾向がある。
人のクロノタイプによる違いの傾向
- 夜更かしをする人は低強度(激しくないジャンル)の音楽を聴く傾向がある。
- 夜行性の人は最高の強度(最高に激しいジャンル)の音楽を聴く傾向がある。
文化を越え共通の要素として
- 年をとるにつれて強度の低い音楽を聴く傾向がある。
- 夜遅くにリラックスできる音楽を聴く傾向があり、昼間の営業時間には、よりエネルギッシュな音楽を聴く傾向がある。
まとめ
音楽は数学的でテクノロジーを使ったサービスに親和性がある。人間がその時に聞く音楽を意思決定する傾向にもロジックがありそうで、解き明かされるかもしれない。もしかすると近い将来人間のバイオリズムとビックデータを活用したAIの音楽提供サービスが始まり、人間のメンタルを改善する選曲を的確に行うサービスが出てくるかもしれない。