DJを始めるにあたって必要なものはそれほど多くありません。
でもこれからDJを始める方からすればDJの機材って複雑そうだし、一体何から買えばいいのか分からないのが普通だと思います。自分も最初はそうでした。
そこで、これからDJを始めたい!といった方にDJを始めるために必要なモノや機材選びについて簡単にまとめました。
目次
DJを始めるのに必要なものは4つ
DJを始める環境に必要なのは以下の4つです。
- 曲
- 機材(ターンテーブル・ミキサーなど)
- スピーカー
- ヘッドホン
それぞれ詳しく紹介します。
曲
まず、DJをやるには流す曲がないと話になりません。
DJによっては音源とかトラックとか言ったりもします。
なお、曲を集める方法は基本的にはどの方法で集めても問題はありません。
ただし、機材によってはファイル形式(.wav、.m4aなど)の違いで曲を読み込んでくれない場合があります。個人的にはmp3形式で統一して集めておくのがおすすめです。
また、音質は非常に重要です。
理想は320kbps以上と言われています。
普通に音楽のダウンロードサイトなどで購入したものであれば問題ないですが、動画サイトの音を変換してダウンロードしたりすると一発で音質が劣化します。というか、違法ダウンロードはダメ、絶対ですからね。
ちなみに、DJを始めるにあたって曲を購入するならBEATPORTがおすすめです。自分の周りでもほとんどのDJが利用しています。
機材
DJの機材は真ん中にミキサー、両サイドにDJプレーヤー2つの3点セットが王道です。
ただ、最近ではDJプレーヤーとミキサーが一体型になっているタイプやパソコンと連動させて操作をするコントローラータイプなどが出ており、自宅で練習をするなら割と安く環境を整えられるようになりました。
予算に応じて自分に合った機材を選んで下さい。
機材については後ほどさらに詳しく紹介します。
スピーカー
スピーカーは機材の音を出力するために必要になります。
機種や性能は好みのもので問題ないですが「INPUT」の受け入れ口が付いている必要があります。
イヤホンジャックのミニプラグの大きさだったり、赤と白のケーブルになっていたりしますがどちらの形状でも問題ありません。
USBでパソコンから電源を取るタイプのスピーカーだとINPUTがついてないケースが多いので選ぶ際は注意して下さい。
ヘッドホン
DJをやる上でヘッドホンは重要です。
曲をミックスするにはヘッドホン内で掛かっている音とスピーカーから流れている音を聞き分ける必要があります。ヘッドホンをしている状態でスピーカーの音が聞こえてしまうとミックスするのはほぼ無理です。そのため、ヘッドホンは必ず密閉式のタイプを選んで下さい。
相場は5,000円から高いものだと4万円以上するものもあります。また、長時間ヘッドホンをつけていると耳が痛くなる方もいるので、できるだけ付けた時に違和感がないモノを選ぶのがおススメです。
DJを始めるにあたって最も重要な機材選び
さて、ここからはDJの機材選びについて解説します。
現場のクラブで使われている本格的な機材を揃えると数十万掛かります。でも最初からそんな機材を買う必要はありません。とにかく家で練習できる環境を整えるだけなら3万円程度から始められます。
これからDJを始める方にオススメなのはPCDJ
とりあえずDJを始めてみたい方に最も一番おすすめなのはPCDJです。
理由は一つ。とにかく安い!
PCDJとはパソコンとDJソフト、それからDJコントローラーの3つを使ってプレイをするDJのこと。
ちなみに自分が知ってるDJソフトはseratoDJとrekordboxdjの2つです。
パソコンはWindowsでもmacでもどちらでも動作するので心配ありません。
PCDJなら価格は2万円代から手に入るので、DJソフト(大体1万円くらい)とあわせても3~4万円ですぐにDJが始められます。
ちなみに、今出ているPCDJの中で個人的に最強だと思う機種はPioneerから発売されているDDJ-400です。
初めてPCDJを買うなら絶対DDJ-400
価格 | 27,000円(税別) |
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これから買うDJ機材をPCDJに絞っても種類はたくさんあるし、極端に安い型落ちの機種を買ったらもったいないです。
かといって、PCDJのハイエンドクラスDDJ-1000SRTなんかは初心者にとってハードルが高すぎます。
もちろん、極端な話をすればPCDJのコントローラーはめちゃくちゃ安いやつでも一応DJは出来ます。
でも、これからDJを始める方にはもしかしたら必要になる最低限の機能を備えた機材を使って欲しいと思うのです。
DDJ-400には一定のDJスキルを身に付けた後に必要になるループやエフェクトといった機能が一応備わっています。
実際、現場で活躍するDJの中でクラブと同じ環境でDJ機材を持っている人は稀です。でも、少しでも現場に近い環境で練習出来きる機材を持っているかどうかは今後DJとして活動していく中で大きな差が生まれます。
その第一歩として、コスパを重視するならDDJ-400は心からおすすめできる機材です。
PCDJのハイエンドクラスはDDJ-1000SRT
価格 | 160,000円(税別) |
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一応、PCDJのハイエンドクラスもご紹介します。
現在発売されているPCDJで最も現場の環境に近いと言われているのがDDJ-1000SRTです。
一番の特徴はジョグホイールが実際のクラブで使われている一般的な機材と同じ大きさになっている点です。また、曲のテンポを調整するフェーダーが長いのでDDJ400に比べてより多くの曲がMIXできます。
さらに、エフェクトやループをはじめ様々な機能を備えたボタンが現場のDJプレーヤーに近い形を再現しているのが特徴です。
より現場に近い環境でDJを始めるなら
これからDJを始めるならPCDJがおすすめだとお話しましたが、それは低コストでDJを始める場合です。
なぜなら、DJを始めようと機材を買ってはみたものの使い方が分からない、続かないといった理由でDJを断念する人が多いからです。その結果、メルカリやヤフオクなどで多くの機材が新品同様で取引されるのをよく見かけます。
いや、それでも自分はDJを始めたい!絶対にDJになりたいという強い意志がある方で、さらにお金に余裕があるならもっと現場に近い環境でDJを練習できる機材を買うのがおすすめです。
現役DJの間で大人気のXDJ
価格 | 180,000円(税別) |
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さらにリアルな環境を再現するならXDJ-RX2がおすすめです。
XDJ-RX2の特徴はこれまで紹介してきたPCDJと違ってパソコンに繋ぐ必要がなく、曲が入ったUSBさえあればDJが出来ます。
実際に、クラブで回しているDJの多くはUSBで音源を管理している人がほとんどです。
ハコによってはレコードやCDが主流のところもあるようですが、少なくともEDMが主流のダンスクラブではパソコンかUSBで選曲するのが一般的です。
また、XDJ-RX2はDDJ-1000SRTに比べて使える機能がさらに多く、USBのサウンドチェックもできるので現役のDJで練習用にXDJ-RX2を使っている人はかなり多いです。
もし、将来的にクラブでもDJをやりたいのであればXDJ-RX2を買うのが一番かしこい選択だと思います。
クラブで主流なのはCDJ
ちなみに現在クラブで一番多く使われている機材はCDJです。
なお、今出ている中で最も新しい機種はCDJ-2000NXS2です。
価格(1台) | 250,000円(税別) |
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CDJでDJを始める場合、DJプレーヤーは2台必要になります。さらに、ミキサーと呼ばれる音量を調節する機材も必要です。
価格 | 250,000円(税別) |
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CDJからDJを始めるのであれば無理に最新の機材にこだわる必要はありません。多少型落ちしている機種でも十分に練習はできます。ただし、USBに対応している機種でないと非常に不便です。
- CDJ350
- CDJ400
- CDJ700
- CDJ850
- XDJ1000
など
ちなみに、中古で頑張って安い機種を探す方法もありますが、実際10万円以下で機材を揃えようと思ってもあまり実用的な機種は揃いません。かといって10万円以上かけてCDJ2台とミキサーを揃えるよりは一体型のXDJ-RX2を買う方が個人的にはお得だと思います。
まとめ
DJを始めるのに必要なものは曲、機材、スピーカー、ヘッドホンの4点です。
なお、とりあえずDJをやってみたいという初心者の方におすすめの機材はPCDJです。
ただ、将来的にはクラブでも回したい。もっと実践的な機材で練習したいという方はXDJやCDJを検討してみるのもいいと思います。
いずれにしてもDJを始めること自体はそれほど難しくありません。
機材選びで不安な方はコメント欄から相談もお待ちしてます。
さあ、あなたもぜひDJライフをスタートさせて下さい!
なお、自分が通っていたDJスクールで無料レッスンを実施しています。
ご興味ある方はぜひ、こちらもご参考ください。