【アーティスト紹介】一度解散!?大人気バンドマルーン5

毎日どこかで新しいアーティストが、新しい楽曲が生まれ手軽に音楽を楽しめるようになった反面、使い捨てのように消費される時代になった現在。

アーティストや楽曲にあるエピソードを”理解してほしい”と願いを込めて執筆するこのシリーズ。

ラッパーやシンガーとのコラボレーションも積極的に行っているので好きな曲に絡んでいることも多いのではないでしょうか?
今回は大人気バンドの一角、マルーン5をご紹介!!

前身バンドカラーズ・フラワーズ〜現在のマルーン5

まずは知らない方もいるかもしれないのでメンバーのご紹介です!

  • ボーカル&ギター アダム・レヴィーン(初期メンバー)
  • キーボード&ギター ジェシー・カーマイケル(初期メンバー)
  • ベース ミッキー・マデン(初期メンバー)
  • ギター&コーラス ジェームス・バーゴン・バレンタイン(2001年加入)
  • ドラムス マット・フリン(2006年加入)
  • キーボード PJ・モートン(2014年加入)
  • キーボードサム・ファーラー(2016年加入)

代表曲といったら皆さんも大好き!
結婚式でも大人気の曲になってしまったこちらでしょう!!

ここ最近の曲の傾向だとクラブミュージックの要素が含まれていたり、どちらかといえば優しい感じの曲が多いのでポップバンドかと思われがちですが、初期の頃の作品はバンド色強めでブラックミュージックのエッセンスが効いている印象があります!

彼らの代表曲の1つであり1stアルバムに収録されていた「The Love」私もアルバムを買ったくらい大好きな曲なんですが、今の曲と比べると大分雰囲気が違いますよね!

この曲はマルーン5の知名度を一気に上げた曲でもあります!!
そんな彼らも例に漏れず若くして挫折を経験していたんです。

上で挙げた初期メンバーには実はもう一人、ドラムスを担当していたライアン・デューシックを含めた4人で「カーラズ・フラワーズ」という前身となるバンドを組んでいました。
そのバンドも地元では一定の評価を得ておりレーベルとの契約・アルバムのリリースまで経験します。

その頃の楽曲はこちら

ですが、全くヒットさせることができずにアルバムは廃盤となり、レコード会社からも去ることになります。
その頃、10代後半だった4人は夢や希望を持ってリリースに臨んだと思うのですが、現実はそんなに甘くはなかったわけですね、、、

バンド活動も白紙に戻り、年齢的なタイミングも重なり彼らは大学へ進学する道を選ぶのですが、振り返ってみるとその選択が今のマルーン5を形成する重要な鍵になったとは当時思いもしなっかたでしょう。

マルーン5の結成へ

さて、大学に進学を決めた彼らは一度、別々の道を歩みます。
ミッキーと元メンバーのライアンは出身地であるLAに留まりますが、アダムとジェシーはニューヨークへ

アダムは後に周りのクラスメイトは自分たちが普段聴かないようなジェイ・Zやノートリアス・B.I.G.などのヒップホップを聴いており、ブラックミュージックに触れることで自身のソングライティングに今日まで続く深い影響を与えたと語っております。知らない環境に身を置くのは怖いですが、様々な価値観に触れることによって得られるモノは大きいですもんね!

 

大学を中退したアダムとジェシーは故郷のLAに戻り現在のマルーン5が誕生。生まれ変わった彼らが制作したのが先程ご紹介した「The Love」も収録されている1stアルバム「ソングス・アバウト・ジェーン」となります!

このアルバムは今聴いてもとても良い作品なのですが、2002年にアメリカで発売した当初はほとんど注目されなかったそうです。
そこから、収録曲「スウィーテスト・グッドバイ」が映画のサウンドトラックの収録されたり、数々のバンドの前座を務めることで徐々に認知されていきます。

 

そして、2004年とうとうビルボードチャート200にて6位にまで食い込むことに成功!発売から2年以上かけての逆転劇は集計史上、最も長い時間をかけてトップ10入りしたアルバムとしての記録にもなっています。ちなみに全世界で1000万枚以上の売り上げも誇り、アメリカだけでなく世界に名を知らしめる事に!

もし何かしらが噛み合っていなかったらマルーン5という才能を持ったバンドが消えていたかもしれないと思うと怖いですね、、、
いや、恐らく知っていれば好きになっていたアーティストが人知れず消えているのでしょう。

 

話しが逸れましたが、注目されてしまえばこっちのモノと言わんばかりにヒット曲を量産!
話題のアーティストとのコラボレーションも積極的に行い、人気バンドとして不動の地位を獲得しています!

クリスティーナ・アギレラとの「Moves Like Jagger」

「One More Night」


SZAとの「What Lovers Do」


改めて聴いてみると音楽の振れ幅が大きいですね!
これだけ表現方法の引き出しが多いのは大学での経験が活きているのからでしょうか?

1stアルバムが2年もの間ヒットしなかったのは、当人たちにとって相当苦しかったと思います。
そこを乗り越え時代にあった音のトレンドをマルーン5として昇華させるスキルは唯一無二だと思います!
そんな彼らの音楽が好きな方は是非、1stアルバムなどの作品もチェックして音楽性の変化を辿ってみるのも楽しいのではないでしょうか?